【SIG P220 IC】9mm拳銃ようやく調達! 外観・初速など【レビュー】
悩みに悩んだ末に、買っちゃいました。
タナカワークス製・9mm拳銃(SIG P220 IC)、みんな大好き自衛隊の制式拳銃です。
自衛隊並みの調達の遅さです。←だがそれがいい
ちなみに何に悩んだかといいますと、この銃を手に入れたとして果たしてゲームで使うのか!?という部分です。
マルイのガスハンドガンと比較しても値段が倍ほども高い。
スペアマガジンにしても倍とは言わずともそれに準ずる高価格(マルイの89式GBBのマガジンが買えちゃうYo)。
実射性能は各レビューでも高評価だとは言え、こんな高価なエアガンをゲームで使いつぶす度胸が自分にはあるのだろうか。
また買ったはいいけどゲームに使わず、お座敷シューター的に鑑賞用に保管して時々自宅で撃つだけ、みたいなことになるなら、自分には不要だな~と思って、悩んでいた訳です。
でも悩んでいるということは、欲しいわけで、欲しいと思ったものは(財布的に可能であるなら)買ってしまうのがこの趣味の悪いところ。
というわけで、発売から約1年、ついに我が家にお迎えした9mm拳銃(SIG P220)。
実際サイドアームとして使い勝手がいいのは、アンダーレールがありグリップ側面にマガジンキャッチがついた現行機種なんですが、自衛隊コス(にわか)をやってる自分としては、89式小銃とともに所有しておきたいアイテムのひとつではありました。
以下、今さらながらではありますが、自分の所有しているマルイのP226E2、M&P9等との比較を交えて、私見を垂れ流してみようと思います。
【外観】
スライド側面にはミネベアの刻印。
SIGのラ国品(ライセンス国産品)ですよ、と銘打たれています。
この角度から見ると、スライドとフレームの色が違うことが分かります。
実銃はスライドがスチール、フレームがアルミだそうです。
右側面には自衛隊武器マークとシリアル。
「桜にW」が陸自マーク。
スライドを引くと、排莢口からチャンバーが見えますが、その下付近にHOPの調整ダイヤルがあります。
スライドストップは金属製のブリーチに引っかかるようになってます。
現行機種ではもはや当たり前の位置にマガジンキャッチがありません。
分かっていてもマガジンをリリースする際に、一瞬戸惑います。
マガジンリリースは、グリップ底部後端にあるマガジンキャッチを親指で後方に押し込みながら、前方の爪に人差し指を引っ掛けて、マガジンを引っ張り出す感じ。
グリップを握った感じは、同系のマルイP226E2とは比べ物にならないくらいガッチリしていて、「塊」感満載です。
ちなみにタナカワークスは仕上げの良さに定評があるメーカーです。
パーツの張り合わせ面にできるパーティングラインなどは綺麗に消されています。
非常にリアルな外観で惚れぼれしますね。
シングルカーラムを再現したマガジンは、薄っぺらいです。
実銃の装弾数はマガジンに9発、+チャンバーに1発の計10発となりますが、このエアガンではマガジンには20発込められます。
どうでもいいことですが、自分は勝手にリアカンしばりを自分に課してるので、チャンバー内を除いて、マガジン内9発装填で頑張ります。
フォロアーをいちばん下まで押し下げると、BB弾を流し込めるように一部丸くスリットが広がっています。
ちなみにこのフォロアーを下まで下げた後、パッと離して勢いよくリップ部に当てると、リップ部にちょっと食い込んでしまいました。
エアガンに添付の注意書きに、これをやったらマガジン破損の原因になりますよ的なことが書いてありました。
マガジンリップ、余分に買っとこうかな(でも1個700円もしますが)
スライドを引いて離すと、大抵はシャコンッと元の位置に戻るのですが、時々この位置ぐらいでスライドの前進が止まってしまします。
いろんなレビューで言われてますが、まだスライドとフレームのすり合わせが出来ていなくて、当たりが出てないせいとのこと。
マルイのエアガンではこんなことは一度もありませんでした。
玩具としての作動性はやっぱりマルイが勝っていますね。
GUNとしての外観の再現性はタナカワークスが勝りますが。
ちなみにマルイのP226E2やM&P9などはマガジンをグリップに突っ込みいきなりトリガーを引くと、1トリガー目からダブルアクションでスライドはブローバックします(もちろん1トリガー目は弾が出ません)。
それに対して9mm拳銃は、一度スライドを引いてからでないと、ブローバックしません。
こういう仕様です。
ただ、自動式の銃としては、これが正しい(リアル?)な仕様のはずです。
詳しい説明は別記事でしようと思いますので、ここでは割愛。
【初速】
さて、それでは実射です。
グリップを握った際に、グリップの前後長がやたらと長く感じるのが気になります。
P226E2やM&P9などを持ち慣れていると、余計にそう思うのかもしれません。
これは実銃P220で9mmパラベラム弾よりも大きい.45ACP弾も使用できる寸法で銃外形を設計しているからだそうです。
タナカワークス製のP220 ICがって話ではありません。
でも意外と握っているうちに気にならなくなってくるから不思議です。
これを陸自愛とでも言うのでしょうか(笑)←あんまりそういうの無い
気温(室温)23℃。
マガジン表面温度約24℃。
0.2g・マルイバイオ弾、20発フルロード、ガスはサンダーシュート134a満タンでだいたい10秒毎くらいに射撃(射撃の合間に弾速計表示の写真を撮ってたので)。
結論から言うと、平均はだいたいこれくらい。
マガジンがまだ1本しかないので、全弾撃っては込めなおしての繰り返しですが、1回のガス充填で5本分撃ててスライドストップも5本目までかかりました。
ただ最後の1発の初速は…
29.21(笑)
でもここまで落ち込んだのは最後の1発だけで、他は落ち込んでも60m/secを下回ることはありませんでした。
最高が71.55m/sec。
最低が29.21m/sec(次点は61.19m/sec)。
上記平均が66.78m/sec(機械的計測失敗回を含めず。)
ちなみに極端に低くなった最低初速を除いた平均は67.29m/sec。
イイ感じではないでしょうか。
ここまでで試射含め100発以上を撃ち込んだわけですが、タナカワークスと言えば、「仕様」とか「標準装備」とまで言われたマガジンのガス漏れがちょっと頭をよぎったので、再度ガスをこめて音を確認。
うん、大丈夫そうです。
【射撃感】(感じ方には個人差があります)
先人のレビューどおり、ビシッと鋭く動くスライド、それに伴う反動、射撃感の満足度が非常に高いと感じました。
スライドスピードは、
P226E2(マルイ)<P220 IC(タナカ)<M&P9(マルイ)
の順でM&P9がいちばん速い。
反動というか、リコイル感については、
P226E2(マルイ)<M&P9(マルイ)<P220 IC(タナカ)
でP220 ICがいちばん強い、というか重い?
腕をまっすぐ前に伸ばした状態で片手撃ちで比較しましたが、比較という意識でもって撃ってみると、P220 ICは反動が肩まで届くことに驚きます。
M&P9は独特のハイグリップ形状のためか、スライドスピードは速いものの、そこまでの反動感はありませんでした(発砲音はM&P9がいちばん大きい)。
P226E2はこの3機種の中では比較的スライドスピードが遅く(それでもサバゲーに使うのには一切不安のないスピードではあるが)、そのせいか、リコイル感には乏しかったように感じました。
【まとめ】
とにかく、観て良し、持って良し、撃って良しの三拍子そろった、エアガンとしては最高の部類に入るのではないでしょうか。
後はマルイ基準の価格に慣れた多くの方々にとって、実売価格が本体2万円越え、マガジン4千円越えを、タナカワークスクオリティと生産数、販売実績などを天秤にかけて、適正と思えるかどうかですよね。
自分は個人的にはサバゲーユースとしてはオーバークオリティ(特に外観)ではあると思いますが、希少(不人気?)機種であることや、マルイと比べると小ロット生産品であることを思えば、許容できない範囲ではないと感じます。
高いレベルで所有欲を満たしてくれるものであることは間違いありません。
また自衛隊装備好きにとってサイドアームは、
①安価・高性能だけどチープ感のある自衛隊装備の「代用品」であるマルイP226系を買うか、
②高価なだけに高性能・好外観、自衛隊装備品「そのもの」であるタナカワークスP220 IC(9mm拳銃)を買うか、
③脳内補正を前提に好きなハンドガンを使用する
という選択肢があると思います。
自分は③→①→③→②という順番でP220 ICにたどり着きましたが、それは今までP220 ICが世になかったことと、どうせ代用品なら脳内補正でいいや、という理由からMEUピストルやP226E2、M&P9などを経由してからのP220 IC でした。
自衛隊装備のトータルコストを安く済ませたい方なら最初の一丁、本機を買える程度に財布に余裕のある自衛隊好きの方には新たな一丁として、ぜひ手にしていただきたいハンドガンだと思います。
追記
後日、スペアマガジンを2本調達。
もう1本買えば、マルイなら新品のガスハンドガンが買えます。
その高価さに泣きながら帰ってきましたとさ(ウソ)。
タナカワークス製・9mm拳銃(SIG P220 IC)、みんな大好き自衛隊の制式拳銃です。
自衛隊並みの調達の遅さです。←だがそれがいい
ちなみに何に悩んだかといいますと、この銃を手に入れたとして果たしてゲームで使うのか!?という部分です。
マルイのガスハンドガンと比較しても値段が倍ほども高い。
スペアマガジンにしても倍とは言わずともそれに準ずる高価格(マルイの89式GBBのマガジンが買えちゃうYo)。
実射性能は各レビューでも高評価だとは言え、こんな高価なエアガンをゲームで使いつぶす度胸が自分にはあるのだろうか。
また買ったはいいけどゲームに使わず、お座敷シューター的に鑑賞用に保管して時々自宅で撃つだけ、みたいなことになるなら、自分には不要だな~と思って、悩んでいた訳です。
でも悩んでいるということは、欲しいわけで、欲しいと思ったものは(財布的に可能であるなら)買ってしまうのがこの趣味の悪いところ。
というわけで、発売から約1年、ついに我が家にお迎えした9mm拳銃(SIG P220)。
実際サイドアームとして使い勝手がいいのは、アンダーレールがありグリップ側面にマガジンキャッチがついた現行機種なんですが、自衛隊コス(にわか)をやってる自分としては、89式小銃とともに所有しておきたいアイテムのひとつではありました。
以下、今さらながらではありますが、自分の所有しているマルイのP226E2、M&P9等との比較を交えて、私見を垂れ流してみようと思います。
【外観】
スライド側面にはミネベアの刻印。
SIGのラ国品(ライセンス国産品)ですよ、と銘打たれています。
この角度から見ると、スライドとフレームの色が違うことが分かります。
実銃はスライドがスチール、フレームがアルミだそうです。
右側面には自衛隊武器マークとシリアル。
「桜にW」が陸自マーク。
スライドを引くと、排莢口からチャンバーが見えますが、その下付近にHOPの調整ダイヤルがあります。
スライドストップは金属製のブリーチに引っかかるようになってます。
現行機種ではもはや当たり前の位置にマガジンキャッチがありません。
分かっていてもマガジンをリリースする際に、一瞬戸惑います。
マガジンリリースは、グリップ底部後端にあるマガジンキャッチを親指で後方に押し込みながら、前方の爪に人差し指を引っ掛けて、マガジンを引っ張り出す感じ。
グリップを握った感じは、同系のマルイP226E2とは比べ物にならないくらいガッチリしていて、「塊」感満載です。
ちなみにタナカワークスは仕上げの良さに定評があるメーカーです。
パーツの張り合わせ面にできるパーティングラインなどは綺麗に消されています。
非常にリアルな外観で惚れぼれしますね。
シングルカーラムを再現したマガジンは、薄っぺらいです。
実銃の装弾数はマガジンに9発、+チャンバーに1発の計10発となりますが、このエアガンではマガジンには20発込められます。
どうでもいいことですが、自分は勝手にリアカンしばりを自分に課してるので、チャンバー内を除いて、マガジン内9発装填で頑張ります。
フォロアーをいちばん下まで押し下げると、BB弾を流し込めるように一部丸くスリットが広がっています。
ちなみにこのフォロアーを下まで下げた後、パッと離して勢いよくリップ部に当てると、リップ部にちょっと食い込んでしまいました。
エアガンに添付の注意書きに、これをやったらマガジン破損の原因になりますよ的なことが書いてありました。
マガジンリップ、余分に買っとこうかな(でも1個700円もしますが)
スライドを引いて離すと、大抵はシャコンッと元の位置に戻るのですが、時々この位置ぐらいでスライドの前進が止まってしまします。
いろんなレビューで言われてますが、まだスライドとフレームのすり合わせが出来ていなくて、当たりが出てないせいとのこと。
マルイのエアガンではこんなことは一度もありませんでした。
玩具としての作動性はやっぱりマルイが勝っていますね。
GUNとしての外観の再現性はタナカワークスが勝りますが。
ちなみにマルイのP226E2やM&P9などはマガジンをグリップに突っ込みいきなりトリガーを引くと、1トリガー目からダブルアクションでスライドはブローバックします(もちろん1トリガー目は弾が出ません)。
それに対して9mm拳銃は、一度スライドを引いてからでないと、ブローバックしません。
こういう仕様です。
ただ、自動式の銃としては、これが正しい(リアル?)な仕様のはずです。
詳しい説明は別記事でしようと思いますので、ここでは割愛。
【初速】
さて、それでは実射です。
グリップを握った際に、グリップの前後長がやたらと長く感じるのが気になります。
P226E2やM&P9などを持ち慣れていると、余計にそう思うのかもしれません。
これは実銃P220で9mmパラベラム弾よりも大きい.45ACP弾も使用できる寸法で銃外形を設計しているからだそうです。
タナカワークス製のP220 ICがって話ではありません。
でも意外と握っているうちに気にならなくなってくるから不思議です。
これを陸自愛とでも言うのでしょうか(笑)←あんまりそういうの無い
気温(室温)23℃。
マガジン表面温度約24℃。
0.2g・マルイバイオ弾、20発フルロード、ガスはサンダーシュート134a満タンでだいたい10秒毎くらいに射撃(射撃の合間に弾速計表示の写真を撮ってたので)。
結論から言うと、平均はだいたいこれくらい。
マガジンがまだ1本しかないので、全弾撃っては込めなおしての繰り返しですが、1回のガス充填で5本分撃ててスライドストップも5本目までかかりました。
ただ最後の1発の初速は…
29.21(笑)
でもここまで落ち込んだのは最後の1発だけで、他は落ち込んでも60m/secを下回ることはありませんでした。
最高が71.55m/sec。
最低が29.21m/sec(次点は61.19m/sec)。
上記平均が66.78m/sec(機械的計測失敗回を含めず。)
ちなみに極端に低くなった最低初速を除いた平均は67.29m/sec。
イイ感じではないでしょうか。
ここまでで試射含め100発以上を撃ち込んだわけですが、タナカワークスと言えば、「仕様」とか「標準装備」とまで言われたマガジンのガス漏れがちょっと頭をよぎったので、再度ガスをこめて音を確認。
うん、大丈夫そうです。
【射撃感】(感じ方には個人差があります)
先人のレビューどおり、ビシッと鋭く動くスライド、それに伴う反動、射撃感の満足度が非常に高いと感じました。
スライドスピードは、
P226E2(マルイ)<P220 IC(タナカ)<M&P9(マルイ)
の順でM&P9がいちばん速い。
反動というか、リコイル感については、
P226E2(マルイ)<M&P9(マルイ)<P220 IC(タナカ)
でP220 ICがいちばん強い、というか重い?
腕をまっすぐ前に伸ばした状態で片手撃ちで比較しましたが、比較という意識でもって撃ってみると、P220 ICは反動が肩まで届くことに驚きます。
M&P9は独特のハイグリップ形状のためか、スライドスピードは速いものの、そこまでの反動感はありませんでした(発砲音はM&P9がいちばん大きい)。
P226E2はこの3機種の中では比較的スライドスピードが遅く(それでもサバゲーに使うのには一切不安のないスピードではあるが)、そのせいか、リコイル感には乏しかったように感じました。
【まとめ】
とにかく、観て良し、持って良し、撃って良しの三拍子そろった、エアガンとしては最高の部類に入るのではないでしょうか。
後はマルイ基準の価格に慣れた多くの方々にとって、実売価格が本体2万円越え、マガジン4千円越えを、タナカワークスクオリティと生産数、販売実績などを天秤にかけて、適正と思えるかどうかですよね。
自分は個人的にはサバゲーユースとしてはオーバークオリティ(特に外観)ではあると思いますが、希少(不人気?)機種であることや、マルイと比べると小ロット生産品であることを思えば、許容できない範囲ではないと感じます。
高いレベルで所有欲を満たしてくれるものであることは間違いありません。
また自衛隊装備好きにとってサイドアームは、
①安価・高性能だけどチープ感のある自衛隊装備の「代用品」であるマルイP226系を買うか、
②高価なだけに高性能・好外観、自衛隊装備品「そのもの」であるタナカワークスP220 IC(9mm拳銃)を買うか、
③脳内補正を前提に好きなハンドガンを使用する
という選択肢があると思います。
自分は③→①→③→②という順番でP220 ICにたどり着きましたが、それは今までP220 ICが世になかったことと、どうせ代用品なら脳内補正でいいや、という理由からMEUピストルやP226E2、M&P9などを経由してからのP220 IC でした。
自衛隊装備のトータルコストを安く済ませたい方なら最初の一丁、本機を買える程度に財布に余裕のある自衛隊好きの方には新たな一丁として、ぜひ手にしていただきたいハンドガンだと思います。
追記
後日、スペアマガジンを2本調達。
もう1本買えば、マルイなら新品のガスハンドガンが買えます。
その高価さに泣きながら帰ってきましたとさ(ウソ)。