【半長靴】高機能インソールを使ってみる【装備・自衛隊系】


自分の半長靴(レプリカ)は楯桜さんの楯桜長靴。

タン裏にサイズタグがあります。

自分の普段履きが26.5cmなので、26.0〜26.5cm対応のLサイズを買いましたが、少し大きめでした。

ワイズも3Eでワイドサイズ。

ゆったり目なので、足幅が細めの人はさらに大きめに感じるかもしれません。


アウターソールにもサイズが書いてあります。

ソールの凹凸も、角が丸くなってきて、最近すべりやすいです。

アウターソール同様、インソール(中敷)もヘタってきて、ゲーム日の午前中なんかは半長靴の中で足が遊んでいる気がします。

買って間もない時は、踵のクッション性や足裏に程よい突起感があって、自分的には履き心地が良かったのですが、今は全体的にペタンと平たくなった感じ(現行品は、インソールの形状が変更になっているようです)。

それに、一日ゲームをこなすと、土踏まず〜踵〜ふくらはぎ辺りがなんだかダルく感じます。

自分ももう齢40を超えたオッサンなんで、加齢による部分もあるとは思うんですが、それだけが理由だとは思いたくない自分がいます(笑)

この半長靴はいつ頃買ったかはもう忘れてしまいましたが、4〜5年は履いていると思うので、半長靴自体買い替え時と言えなくもないですが、月イチで履くか履かないかくらいの頻度のものだし、大きな破損もなく、機能的な部分もそんなにシビアなものを求めているわけでもありません(どちらかと言えばコスプレ的要素の方が強い)ので、ブーツ自体を買い替えとなると少し躊躇してしまいます。

となると、比較的安価なインソールを変えることくらいしか思いつきませんでした。

ということで、購入してきました。


モノは、ワークマンの衝撃吸収インソール、「wmb 3D STRUCTURE」。

今回のインソールは、目当てのものがあったのではなく、ショップをウロウロしていたらたまたま目についたってだけのものです。

作業服メーカー、ワークマンのプライベートブランドWORKMAN BEST、そのカジュアルラインであるwmbのラインナップにあるインソールになります。

価格は880円。

100均のインソールではちょっと物足りない気がしますが、スポーツショップなどで売られている何千円もするようなものだと、金額的に厳しいし…。

という自分には880円はなかなか魅力的に見えました。


今回も自分の普段履きのサイズに合わせて買ってみました。

26.0~27.0というサイズはどうやら世間的にはLサイズに属するようです。

身長はSサイズなのに、足だけデカいアンバランスな人間になった気分です。

オーソドックスに、つま先部分をカットして靴のサイズに合わせるタイプ。

大きすぎてもある程度は調整できます。

このインソールの売りは「3D構造インソール」。

「動きっぱなしの仕事の方の足の疲れを軽減する」そうで、ゲームでいわゆる「待ち」ができない自分には効果はありそうです。

楯桜長靴のデフォルトのインソールとの比較です。

全体の形状比較。

左が元々のインソール、右がワークマンのインソール。

こうしてみると、元々のインソールもそこそこの立体形状に見えますが、作りが全体的に薄っぺらくて、ホールド感などはあまりありませんでした。

前足部の格子状になっているところは、健康サンダルのような刺激があって履いていてそこそこ気持ち良いもので、半長靴が新しいうちは踵のクッション感もそれなりにあったような記憶もあります。

比べてワークマンのインソールは、写真写りではノッペリとしていますが、中足部~踵にかけて、しっかりとフチが立ち上がっていて、足裏に吸い付く感じです。

またアーチ部は、裏の黄色いパーツが効いているのか、しっかりと土踏まず部を押し上げてくれていて、フィット感がハンパない感じです。

それと機能性にはあまり関係ありませんが、色がオシャレですよね。

踵を合わせて長さを比べてみたら、つま先でワークマンの方が0.5cm長い感じでした。

ただ元々のインソールはだいぶ反ったり変形したりしてますので、それを加味すると0.2~0.3cmくらいの差しかないと思います。

踵の厚み方向からの比較です。

元々のインソールは一枚モノをプレスか何かで造形していますが、ワークマンは3層構造になっています。

これだけでクッション性の差がなんとなく分かっちゃいます。

ワークマンのインソール、踵から中足部の手前まで伸びるゲル状の衝撃吸収素材。

元々弾力性のある素材をハニカム構造と言うか、三角の格子状にして、さらに弾力性を増しています。

指で押すと変形しますが、離すとすぐに元の形状に戻る高反発性を持っていて、踵にかかる衝撃をとてもよく吸収してくれそうです。

ちなみにこの部分はかなり摩擦係数が高そうで、このインソールは靴の中で滑る(動く)ことはよっぽどのことがない限りなさそうです。

中足部の黄色いパーツ。

けっこう硬いです。

中足足裏部分からアーチ部~インソールのフチの形状をしっかりとキープしてくれています。

パンチング加工が施され、多少通気性もあるようです。

元々のインソールと比較して多少サイズが大きめでしたが、試しにつま先のカットラインでカットせず、そのまま半長靴の中に放り込んでみました。

微妙に押し込んだ感はあったような、なかったような、という感じでしたが一応カット無しで全部入りました。

踵のフチが変形したり、浮いたりはありません。

ただやっぱり、3Eという広い靴幅のせいか、若干インソールのフチが落ち着かない。

半長靴の内壁(?)とインソールのフチの間に微妙な隙間があります。

その為、インソール(特に踵部)を丁寧にまっすぐ入れないと、踵部が左右方向に傾いて入ってしまいます。

でもこの傾きについては、インソールの踵部を軽く浮かせることで、容易に修正できます。

実際に履いてみました。

履いた感じ、踵の衝撃吸収素材が厚くなった関係で、気持ちヒールの高さが気になりますが、この辺りは慣れの問題でしょう。

前述のインソールの踵の傾きをちゃんと調整したので、以前よりも半長靴のフィット感は格段に良くなりました。

先ほどの半長靴内部とインソールのフチの隙間ですが、体重でインソール自体がある程度変形して広がったのと、シューレースをしっかりと締めたことで、全く違和感を感じることはありませんでした。

半長靴の中でインソールの踵がその高さ・細さのせいでグラつくとか動くというようなことは全くありません。

むしろ以前は半長靴の中で足が気持ち遊んでいたので、それが解消されてすごく快適な気分になりました。



~追記

先日、ゲームで初めて使用しました。

場所は泉州タクティカルフィールドさん。

関西屈指のCQBフィールドです。

コンクリや砂利の上を移動→クリアリング→時々射撃(笑)の連続です。

自分は膠着停滞が嫌いなので、基本常に移動しています。

新しいインソールのお試しには持ってこいな環境でした。


まず以前より半長靴のフィット感がよくなったおかげで、靴の中がバタつかず、移動が楽になりました。

足がスッと前に出るというか、そんな感じ。

足を包むようなホールド感ってこのことだったのか、って思えました。

また一日ゲームをした後の足の疲労感ですが、これも段違いに違いました。

今までは、ふくらはぎ~踵のあたり、それと脛の横の筋肉に、重ダルい疲労感が残っていたのですが、それが全く無くなったとはさすがに言えませんが、以前より格段にマシだったことに驚きました。

フィット感がいまいちなブーツを履くことで、余計な筋肉を使っていたんでしょうね。

インソールひとつでここまで違いが出るものとは、今まで思ってもみませんでした。

最後にこのワークマンのインソールは表生地に抗菌防臭加工が施されていたり、パンチング加工で通気性を確保していたりしますが、一日中履いた半長靴を脱いだ時の足クサ度、これだけは以前のインソールと全く変わりませんでした(笑)。

今回、自分はワークマンのインソールをなんとなくチョイスしてみましたが、ワークマンではなくても、高機能インソールは一度は試してみる価値はあると思います。







  


2020年01月28日 Posted by ジャージお父さん  at 22:14Comments(0)フットウェア

半長靴もどきのお手入れ(自分流磨き方)

去年の夏頃からちょっとずつ集めていた陸自装備ですが、だいたい集まってきた感があります。

今回は先日参加した能勢のフロントラインさんのゲームで砂埃だらけになった半長靴もどきを、磨いて綺麗にしてみたいと思います。


これが自分の使っている半長靴。

楯桜さんの楯桜長靴になります。

サイズはLサイズ。

普段履きが26.5の自分にとっては、気持ち大きい気がしますが、問題なく履けます。

そして何よりゴム製の靴紐が便利でいいですね。

靴紐をしっかりと締めたい人には物足らないかもですが、ゴム製のシューレースをギュッと引っ張って、コードストッパーをキュッと閉めるだけ、というのは簡単で楽チンです。

インソールも別のものを用意していたのですが、もともと入っているもの(決して高級なものではないですが)がそこそこいい感じだったので、そのまま使ってます。

アッパーの素材ですが、確かに値段なりの弱い素材ではありますが、質感が半長靴っぽい感じが出ていて雰囲気はあります。


さて、本題の半長靴のお手入れですが…


はい、汚いですね。

これを綺麗に(それなりに見えるように)していきたいと思います。

まずブラシで砂埃を落とします。

靴用の安いブラシでいいと思います。


これだけでもだいぶ違います。


黒の靴墨を用意して、ブラシを使って塗り込みます。


塗り込んだ靴墨を、まずウエスで拭き取りながら磨きます。

その後、仕上げに嫁さんのお古のパンストで更に磨きあげます。


するとこんな感じに、そこそこピカピカになります。

靴墨は油性のものが良いとか、水で伸ばしながらとか、靴墨を塗ったあとライターで炙るとか、色んな方法論がありますが、自分は仕事で履く革靴も、こんな感じでテキトーにやってます。


  


2016年05月14日 Posted by ジャージお父さん  at 15:41Comments(0)フットウェア

モアブミッドのお手入れ

先日、我が子(0歳児)を「グネグネブーブー」と名付けたジャージお父さんです(笑)

抱っこしてもやたら体をグネグネして、あっちに向いたりこっちに向いたり、そして唇を閉じて息を吹き、「ブーブー」と鳴らしまくるので、「グネグネブーブー」。

単に自分から逃げてるだけなのかも…(笑)



今回は先月半ばに参加した「トレンチ」さんの定例会でドロドロになったモアブミッドをサラッとお手入れします。

とは言っても、トレッキングシューズの手入れなんてしたことないので、いつもどおり適当です。





見てのとおり、へばりついた泥が乾燥してえらいことになっています。

これを↓のようなあり合わせの道具でお掃除です。



割り箸、つまようじ、使い古しのポケモン歯ブラシ。



まず大きな泥の塊を、割り箸と歯ブラシのお尻の部分で叩いて、割りながら剥ぎ取ります。



そして歯ブラシでひたすらゴシゴシしていきます。



ソールの細い隙間の小石や泥はつまようじで書き出します。



こんな単純な作業ですが、実は片方で1時間くらいかかっているのは秘密です。

特にソールなんて、そんなに細かい作業が必要なのか、自分でやってても疑問です(笑)

でもこういう作業って、やってると意外と時間を忘れてのめり込んでしまいませんか?

自分はそういうタイプです(^_^;)



で、出来上がり。





本当は水洗いか水拭きかして、陰干しして、専門店で売ってるようなスプレーして…とかいう方法がいちばんいいのでしょうが、まだそこまでは不要かな~という気がして、こんな適当なお手入れになっちゃいました。





  


2014年09月11日 Posted by ジャージお父さん  at 19:38Comments(0)フットウェア

フットウェア更新。

最近は、月イチの更新が定着化しています。

遂にトップページの記事欄に広告が出るまでになってしまいました(笑)



今回は、約3ヶ月前に導入したフットウェアについて軽くレビューしてみたいと思います。

メレル社 モアブミッド(ダークタン色)







左目が若干とれかけたゾンビ的なウサギは、単なるアクセントです。




この靴は、言わずと知れた特殊部隊的フットウェアのテッパンシューズです。

ミリフォトでの露出も多く、アゾロのFSN 95 GTXと並んで、ツートップと言えるくらいメジャーなトレッキングシューズだと思います。

ですが入手のしやすさで言えば、上に挙げたアゾロより圧倒的にモアブミッドの方が上です。

恐らく大型スポーツ量販店に行けば、ほぼ間違いなく置いてあるんではないでしょうか。



靴の材質や性能面については、通販サイトなどの紹介文を参考にしていただけると思うので割愛します。



サイズについては、普段履きよりも大きい27.5cm。



ちなみに自分が普段履いている靴の銘柄とサイズを挙げると…

ニューバランス:366(26.0cm)

アシックス:GT2160ニューヨーク(26.5cm)

モアブミッドは幅が狭めで、もともと足幅の広い自分では、このくらいのサイズでちょうど良い感じでした。

かと言って、つま先はそれほどブカブカと言うわけではなく、やや余裕があるかな?といった具合です。




履き心地については、それはもう快適の一言です。



ぶ厚いクッションが足を優しく包んでくれて、かつレースをしっかりと編みあげれば、靴の中で足が遊ぶことはなく。

歩けば、ふんわりと着地のショックを吸収しつつ、しっかりと踏ん張りも効く。

もちろん、夏場の街履きなどにはインナーがぶ厚すぎて暑いので、適さない気もしますが、サバイバルゲーム・シーンではしっかりとユーザーの足を守ってくれると思います。

また箱出しの状態から、靴自体が非常に柔らかく、慣らしや靴ズレの心配も少ないと思います。

今まで自分は、某激安通販ショップで購入したTANカラーの約4000円の激安ブーツを履いていました。

あまりアウトドア用のブーツを履いたことのない自分は、「こんなもんかな」と思い使用していましたが、やはり売価が約4倍もする靴は全く別次元でした。

目からウロコです。



次にソールです。



モアブミッドのユーザーレビューなどを見ていると、「濡れたアスファルト上などでは滑りやすい」的なコメントを散見します。

自宅前のアスファルト道路で試してみましたが、自分的には特にそうは思いませんでした。

アスファルトの質の違いなどにもよるのでしょうか?

サバイバルゲーム・ユースでは「ブーツはフィールドに着いてから履くもの」だと自分では思っているので、特段デメリットは感じません。

トレッキングなどでの使用は、移動の間もずっと履いているわけで、それこそ重要な問題なのかもしれませんが。




…ということで、モアブミッドを購入しての感想をつらつらと書いてみました。

あまりにも感覚的すぎて、伝わらない部分もあるかとは思いますが、自分としては非常に良い買い物をしたと思っています。

ただ、靴は自分の足にあったものを履くのがいちばんですので、購入を検討されている方は、絶対に試着することをお勧めします。

自分はこの靴を大絶賛していますが、これを鵜呑みにしてはいけません。

自分の足に合う・合わないは、履いてみるまで分かりません。

安い買い物ではありませんので、その点だけは、ご注意を…。





  


2014年09月09日 Posted by ジャージお父さん  at 01:52Comments(0)フットウェア