電動給弾器4

自分が大好きだったマンガ「げんしけん」が完結してしまいました。

初代?のころから好きだったんですが、アニメ版はもうひとつハマれませんでした。

マンガだからよかったのかもしれません。

ちょっと切ないです。

3代目とかあるんでしょうかね?


さて、ここから本題です(でもいちばん言いたかったのは冒頭の部分です・笑)

よくサバイバルゲームでご一緒する、ミリタリー先生のY氏がライラックスのリニューアル版クイッくんを使っています。

自分は4年ほど前、本家クイッくんの流通在庫がない時代に中華製パチ・クイッくんに手を出してしまったのですが、この性能がひどいのなんの。




配線やモーターを日本製のものに交換し、ようやくそれなりに使えるようにはなったものの、リニュアール版クイッくんと比べれば、作動音がやかましい割に給弾スピードがまだ遅い!

何とかならんものかと、常々思っていたところに某ショップさんにこんなものが。





どこのショップでも品切れの、ライラックスのリニューアル版の補修ギアセットです。

これを使えば中華製のパチ・クイッくんでも、ギアノイズがマシになって、給弾速度も多少は速くなるのだろうか?

少なくともノイズはマシになりそう。

ということで、今回のネタは中華製パチ・クイッくんのギア交換です。




まずは分解。



電池を抜きます。

パチ・クイは底部に電池ボックスがあります。

本来単三電池4本駆動なんですが、交換したモーターの定格電圧の関係上2本仕様に変更しています。

ぶっちゃけ、給弾スピードを上げることだけを考えれば、4本仕様に戻せばいいんだとは思いますが。

モーターやギアの耐久性のこととかを心配して2本仕様にしています。

そのうち人身御供としてチャレンジするかもですが。


次に下記8か所のタッピングビスを抜きます。




タッピングビスの受け側。

以前にも書きましたが、かなりの確率で割れてます。




受け側を外すと電池ボックスとメカボックス、BB弾の受け皿の部分を一緒に取り外します。




受け皿は給弾口方向に簡単に取り外せますが、その際に



このパーツ、エクステンションロッドとでも言うか、スイッチを押し込むための棒がポロッと落ちてくるので無くさないように注意です。




受け皿を取り外すと今度はメカボックスの分解です。

メカボックスはモーター側とギア側に分かれていますので、今回はギア側を開けます。

上記の赤丸3か所のタッピングビスを抜くと



ギアセットにアクセスできます。



新規ギアセットとの比較。

一見しての違いは、いちばん大きい弾送り用のギアの裏側の形状と、弾送りギアの次の2段ギアの小さい方に金属製ギアが使われているところ。

歯数については数えていないので、違いがあるのかないのかわかりませんが、見た感じでは同数ではないかと思います。

それよりも今回の作業で一番の難点が、各ギアの厚みの違いでした。

下の写真は各ギアの厚みの差の比較です(それぞれ右側が新規ギア・弾送りギアを1番ギアとする)。


2番ギア


3番ギア


4番ギア

特に2番・3番のギアの厚みの違いが顕著で、この厚さのせいで、各ギアを取り付けても、ギア同士が接触し、最終4番ギアがモーターのピニオンギアに当たらないというお粗末な結果に…。

ということで対策をとってみました。



まず、2番3番のギアがデフォルトよりも分厚いといことで、軸受けを切断して短くします。



3番ギアについては蓋側の軸受け(↑)も多少切断。

本来ならノギスなどで精密に測って、必要な分だけ切削して水平を出し…みたいな作業をするんでしょうが、そこは素人作業&中華製ということで、適当にニッパーでばっさりイッた後、デザインカッターで慣らして棒やすりで目分量で水平出し。

ニッパーで切断した時に軸受けの穴が変形してしまったので、棒やすりの丸いやつで整形。

切断し過ぎた部分は、現物合わせで電動ガンのメカボックス用のシムを適当に入れて各ギアが接触しない程度に調整します。



何度か蓋をあてがっては開けてシム調整を繰り返して、ようやく無理なくギアが収まるようになりました。

何も考えずに互換性があるものとばかり思っていましたが、まさかの工作をする羽目になってしまいました。



メカボックスをくみ上げた後、最後に電池を入れスイッチを押して作動確認。

今までに比べるとギアノイズはすごくマシになりました。

速度はそんなに速くなった感じはしませんが、多少はやった甲斐があったというところでしょうか。


結論、現行型のクイッくん用の補修ギアは、2012年ごろに流通していた中華製のパチ・クイッくんのギアとは完全互換ではありません。

メカボックスに対する多少の加工が必要となります、ということで。



  


2016年12月21日 Posted by ジャージお父さん  at 23:12Comments(3)電動給弾器

電動給弾機3

今日はホントに暑い一日でした。

自分の日常の足である二種原アドレス号でお医者さんに行ったり、実家に行ったり、チビと縄跳びの練習したり…けっこう外は灼熱です。

最近サバゲ行ってませんが、行ってもゲームできるのかな?って感じです。


ところで今日も、本来の話題からはそれて、カテゴリー「その他」です。

中華版クイッくん。

その後はどうなったか。

以前の、配線交換とギア部の清掃&グリスアップで、少しは速くなった感じもしていたんですが、いまだ「ストレスなく」「快適に」というまでは程遠い状態でした。

で、前々回にコメント主様(?)から教えていただいた、互換性のあるというマブチの280モーターを購入しました。



ところがよくよく見てみると、このモーター、「適正電圧3V」となってます。↓



現在、この中華製クイッくんは単三乾電池4本で動くようになってますので、都合6Vで動いてることになると思うんですよ。

なので、この280モーターに換装しようと思うと、半分の電池2本で動かさないとだめなのではないでしょうか?

そんな気がします。…が詳しくないので正解はわかりません。

で、とりあえず組み込みます。

前回と同じく、モーターが見えるまでバラして、半田こてでモーターの電気コードを2本はずします。

で机モーターをはずし、シャフトからピニオンを引っこ抜き、280モーターに付け替え、モーターをメカボックスに収め…。

ここであることに気付きました。

…写真を撮ってない…もそうですが(笑)、モーターの頭側のメカボにモーターの頭が入らない…。

エンドはスコンっとはいったのに。

仕方ないので、入らなかったケースの内径部分を240番のサンドペーパーでごしごし削って、何とか入るところまでもっていきました。



で、全部組み込んで、配線を電池2本用につなぎ直して、組み上げました。



で、テスト結果。

めちゃくちゃ高速!!

モノの10秒も経たないうちにP-マグ(ノーマルマグ)にフル給弾できました。

サイコーです。

ようやくこれで「使える中華製」に昇格です。

それにしても日本製品、いいですねぇ。

マブチさまさまです。

ちなみに、マブチは世界のモーターのシェア約50%を占めているそうですよΣ(゜ロ゜)




  


2012年08月18日 Posted by ジャージお父さん  at 01:19Comments(0)電動給弾器

電動給弾機2

なんだか天気がはっきりしません。

ぶわーっと降ってみたり、雨の予報なのにピーカンだったり。

気温は若干、さがってますかね。

蒸し暑いですが。


今回は以前書いた中華クイッくんの分解調整をしてみましたので、そのことをちょっと。

自分の持っている中華クイッくん。コレ↓。



前回の投稿にコメントをくださった方々の話を聞いて、やっぱり、どうも自分のはおかしいということに気が付き、ちょっと中身を見てみることにしました。

まず、側面のねじを8本抜きます。



すると、ガワが縦向きに半分に割れます。



で、中から弾受け(?)とメカボックス(?)、電池ケースが出てきます。



ちなみにガワのねじ受けの部分を見てみると…



かなりの確率で、割れてます…(-_-;)

で、メカボックスのねじをはずして開いてみると…



中華だけに、緑グリスべとべとのパターンかと思いきや、透明のグリスが適量程度に塗られています。

ですがここはきれいに拭き取って、新たにグリスアップ。

で、写真を撮り忘れましたが、BB弾を送り出すためのBB弾サイズの歯をもった金属製ギアがあるのですが、これにバリがあったり、厚みが一部厚い部分があったりで、けっこう回転の抵抗になっていました。

この歯をやすりでやすって調整し、角を軽く面取りしたのち、組み込み。

配線は写真のとおりシンプルなもので、もの凄い細さです。

とりあえずこのコードは、中途半端に余っているシリコンコードに取り替えます。

もの凄いブルジョワジーな使い方だと思います(笑)



で、メカボックスを組むときに、なかなかボックスがうまく合わせられなくておかしいなと思っていたら、モーターのエンドの部分の切り欠きがメカボックスの切り欠きと逆になってました。

つまりモーターを回転方向に180°、本来の向きとは逆向きに取り付けていました。

ですが、自分はマーキングしてから分解していますので、向きを間違うことはありません。

つまり出荷時の状態からして、本来組めないはずのメカボックスを無理矢理組んでいたのです。

恐るべし、中華魂。

余談ですが、以前CYMA製のMP5を購入した時、全くホップが利かない状態で、おかしいなと思いながら分解してみたら、インナーバレルが上下逆向きに取り付けられていました。

…そら、ホップもかからんわ(-_-;)

ということがあって以来、中華製品への信頼性は皆無と化していましたが、今回も「やっぱりか」という感じでした。(信頼は皆無ですが、安いので買っちゃいます(^^ゞ)

今回の組み間違いは性能面への影響は特にありません。

ただ、ねじの受けが割れていたのは、本来ちゃんとしまらないはずのガワをねじを無理矢理しめこんで組み上げた過程で発生したものであることは、想像に難くありません。

相変わらず、無茶をなさる…という感じでしょうか。


で、分解調整の結果ですが…。

今回は、コメントでご指南いただいた、マブチ製のモーターを入手しないままに実施したので、手を入れたのはギア類の洗浄・再潤滑及び配線コードの引き直しのみですが、これだけでかなり給弾速度が上がったような気がします。

1秒につき2~3発ぐらいはいってるんじゃないでしょうか。

プラシーボ効果?いえいえ、たぶんそんなことはないと思います(;一_一)

ただ、まだBBローダーのほうが給弾のトータルスピードは速いと思われますので、さらなる性能向上へ向けて、次はモーター交換の予定です。

…と、ここまで書いて、ふと思いました。

中華クイッくんのことでこれだけの長文駄文を書いているブログって、ここだけじゃなかろうか?

とりあえず、早くCAR‐15の記事を書けよ、自分(笑)

長文駄文、失礼しましたm(__)m。







  


2012年08月15日 Posted by ジャージお父さん  at 01:03Comments(2)電動給弾器

電動給弾機

ここ数日と比べて、なんだか今日は蒸し暑い一日でした。

でもクーラーは使ってません。

節電&チームマイナス6%です(^^ゞ



今日は唐突ですがマガジン関連の話です。

日本語でいえば弾倉です。

雑誌ではありません。

自分は今のところリアルカウントとまではいきませんが、ノーマルマガジン派です。

マガジンチェンジ萌えです。

「リロード!」って言いたいほうです。

なので、M4のパチもんP‐MAGをたくさん持ってます。

でも、自分を含めてこういう人間って、必然的にマガジンへの給弾回数が多くなってしまいます。

仕方がないっちゃないんですが、毎回毎回、けっこうめんどくさいんですよね、実際。

ところが、これを解消してくれる(かもしれない)機械を発見しました。

コレ↓です。



店の人によると、その昔、電動給弾機クイッくんとして販売されていたものの中華版だそうです。

これで、マルイのBBローダーで指がつるほどガシャガシャする必要がなくなる!

バラ色の弾込め人生が待っている!

なんて、ちょっとでも思ったのですが…。

ちょっと待ってぇな。

なんつー給弾の遅さ…(・へ・)

測定はしてませんが、体感3秒で4発くらいの給弾です。

これではマルイのガシャガシャのほうが圧倒的に早いです。

壊れてるのかな? 不良品かな?

とも思いましたが、どうやらそうでもないみたい。

勝手なイメージで、秒間20発(ハイサイクル機かい!)くらいの給弾を想像していただけに、だいぶん拍子抜け感がありました。

ひょっとして、ここにも机モーター?

中華電動侮りがたし。

EG700とか、外付けでもいいから不要なニッ水8.4Vとか、組み込みできへんかな?(笑)

内部ギアがもたんか…どちらにせよ、分解の余地あり、です。

サバゲでこれを使って大量のマガジンに給弾していたら、リアカンでも休憩終わってまうわ(T_T)

ということで。

銭失い的アイテムの紹介でした。







  


2012年08月11日 Posted by ジャージお父さん  at 09:13Comments(3)電動給弾器