【G45】LE装備に必須のグロックを初お迎え【レビュー】
ひとつ前に手に入れたマルイのM&P9が自分的にツボりすぎて、長らくハンドガン装備の更新をしていませんでした。
現在ハマっているLE装備に関しても、M&Pは「Miritary&Police」って意味なんだからギリセーフ、みたいに考えてて、結構ムリ言っている感は自分でも感じていました(笑)
ということで、LE(U.S.Marshal)装備に寄せるためにも、久しぶりに新規にハンドガンをお迎えしました。
その名も、VFC/Umarex Glock45
2020年の夏ごろの発売だそうで、世に出てからすでに2年以上経っていますので今更感は拭えません…。
ただ、Glockってマルイが出している
・標準サイズのフレームで9mm弾仕様のG17
・フルオート機のG18
・やや小型のG19
・標準フレームで.40S&W(約10mm)弾仕様のG22
・小型サイズのG26
・競技用のG34
は有名ですが、G45ってえらくマイナーな機種に思えます。
G45って45口径?みたいなことをよく言われるんですが、9mmです。
Glockの45口径はG21とかG30とかが別にあるようです。
ではどういう特徴がG45たらしめているのか。
実銃のG45は、米軍のM9の後継制式拳銃を決めるトライアルにGlock社から出された、G19サイズのスライドとG17サイズのフレーム(グリップ・装弾数)を併せ持ったG19Xという機種の民間バージョンです。
とはいえ外見上の仕様の違いがあり、それはスライド前方のセレーション追加であったり、
グリップ底部のマグウェル部分がフレア形状に広がっていたりしています。
またフレームはG17のGeneration5(Gen5)形状を受け継いでいて、フィンガーチャンネルを廃し、若干角の取れた細めのグリップや
アンビ化されたスライドストップ、大型で左右入れ替え可能なマガジンキャッチなどを備えています。
さらにスライド前端部の面取りも前世代よりも拡大され、G26のような、気持ち丸みを感じさせるデザインとなっています。
マガジンは形状的には一般的なもので、同社G17と共通仕様です。
信頼性の低い僕調べではVFC製のGlockにはGen3からGen5まで、機種的には17はもちろん18、19などにも使えるようですが、バンパー形状の違いでG19Xにはバンパーを付けたままでは入りません。
またVFC製本体のみならず、マルイやWE、果てはダブルベルなどにも使えるようです。
ただ逆は厳しくて、実際試したのはマルイ製だけですが、マルイ製のGen4マガジンがVFC G45にも一応刺さって撃てました。
しかしながらマルイ製マガジンのマガジンキャッチが引っかかる凹部がVFC製のマガジンキャッチより細いのでマガジンキャッチがかかりません。
マガジンキャッチのかみ合わせではなく、マガジンキャッチ自体のスプリングテンションでマガジン位置をキープしている感じです。
ちなみにこのVFC製マガジン、BB弾を装填する際、少し気をつけなければならないことがあります。
リップ側からローダーで弾を装填するとき、↑画像のように、リップの前寄りの位置でBB弾が止まることがあります。
ですがBB弾がこの位置に止まると、マガジン内で弾の下がりが極端に悪くなります。
そのままマガジンを挿入すると、最後のところで何かに詰まってカチッと入り切らない感じになります。
通常、スライドが前進位置にあるときにマガジンを挿入すると、↑画像の矢印のパーツ(ローディングロッドとでも言うんでしょうか)に押されて、マガジン内のBB弾は一旦マガジン内に押し込まれます。
それがマガジン内の弾の下がりが悪い(固い)せいでマガジンの挿入を妨げている原因になるのです。
あと気になるところがもう一つ。
確かこのマガジンはBB弾が22発入るはずなんですが、ローダーでリップ部から17発ほど入れたところで、マガジンフォロアーの動きが急に固くなります。
僕の弾の入れ方が悪いのか、マガジンのスプリングテンションのせいなのか。
若干ローダーのアダプターの形状もあっていない気もしなくもないですが17発以上入りません。
まあ、僕はリアカン派なので17発という数字はこれはこれで良いような気もします。
次に通常分解してみたいと思います。
まずスライドを引いてハンマーを起こします。
これをしないとスライドがハンマーに引っかかって外れません。
スライドロックを銃の左右両側からつまんで押し下げます。
フレームからの飛び出しが少ないので、僕的にはつまみにくくて苦手です。
上手いこと押し下げて軽くスライドを後ろから押すと、スッとスライドが前進します。
あとはスライドを手で前方向に引き抜けば外れます。
時々スライドが何かに引っかかって前進しないことがありますが、その引っかかりは↑の画像の〇部分。
ノッカーロックという部品で、スライドを外す際の前進スピードがゆっくり過ぎると、これに引っかかります。
そんなに勢いよく外すことはないですが、ほんのちょっとだけ、気持ち勢いをつけてスライドを滑らせてやると、引っかかりがウソのようにスッと外れます。
外れたスライドをひっくり返すと二重構造になったリコイルスプリングが見えますが、その一番後部シルバー色の円盤に切り欠きがあります。
この円盤を、リコイルスプリングガイドの前端から付属の六角レンチを入れて、アウターバレル側に来るまで回します。
この位置に来るまで回すと、リコイルスプリングは銃口側に縮めることができるようになります。
リコイルスプリングを銃口側に縮めて、ガイドごとアッセンで取り外します。
銃口側のリコイルスプリングが刺さっていた部分に樹脂製のバッファ(と言うんでしょうか)がはまっていますので取り外します。
アウターバレルも一旦前方向に押し出してチャンバー部をローディングノズルから分離した後、抜き出します。
これで通常分解完了です。
基本的には他のオートと大きく違わないのですが、細かいところでVFCあるいはGlock独自の作法があって一瞬迷います。
最後に射撃感について少し。
マルイの樹脂製に比べて重いアルミ製スライドを搭載しているにも関わらず、HFC134aでも鋭いブローバック。
スライドの重量があるだけにブローバックのキック感も強いです。
またマガジン表面温度が20℃に届かない温度でも、初速は60m/secを超えてきます。
それに何より、スライドが動くたびにスライドとアウターバレルの接触による金属音が鳴るのがすごく良い。
ただ、弱点もあります。
マガジン表面温度が16℃以下になると、そのスライドの重さや各スプリングレートの強さゆえに、スライドの後退不足が発生し、給弾不良が発生し始めます。
そして当然のことながら後退量が足りないので、スライドストップも掛からなくなります。
ということで、自分の今後の予定としては、よく言われる、強すぎるハンマーユニットの各スプリングのデチューンを最優先でやっていきたいと思っています。
外観的にはTrijikconのRMRダットサイトを載せてみたいです。
できればどうにかして、G47のコンバージョンキットを手に入れて、MOSスライド化したいところですね。
以上になります。
では。
現在ハマっているLE装備に関しても、M&Pは「Miritary&Police」って意味なんだからギリセーフ、みたいに考えてて、結構ムリ言っている感は自分でも感じていました(笑)
ということで、LE(U.S.Marshal)装備に寄せるためにも、久しぶりに新規にハンドガンをお迎えしました。
その名も、VFC/Umarex Glock45
2020年の夏ごろの発売だそうで、世に出てからすでに2年以上経っていますので今更感は拭えません…。
ただ、Glockってマルイが出している
・標準サイズのフレームで9mm弾仕様のG17
・フルオート機のG18
・やや小型のG19
・標準フレームで.40S&W(約10mm)弾仕様のG22
・小型サイズのG26
・競技用のG34
は有名ですが、G45ってえらくマイナーな機種に思えます。
G45って45口径?みたいなことをよく言われるんですが、9mmです。
Glockの45口径はG21とかG30とかが別にあるようです。
ではどういう特徴がG45たらしめているのか。
実銃のG45は、米軍のM9の後継制式拳銃を決めるトライアルにGlock社から出された、G19サイズのスライドとG17サイズのフレーム(グリップ・装弾数)を併せ持ったG19Xという機種の民間バージョンです。
とはいえ外見上の仕様の違いがあり、それはスライド前方のセレーション追加であったり、
グリップ底部のマグウェル部分がフレア形状に広がっていたりしています。
またフレームはG17のGeneration5(Gen5)形状を受け継いでいて、フィンガーチャンネルを廃し、若干角の取れた細めのグリップや
アンビ化されたスライドストップ、大型で左右入れ替え可能なマガジンキャッチなどを備えています。
さらにスライド前端部の面取りも前世代よりも拡大され、G26のような、気持ち丸みを感じさせるデザインとなっています。
マガジンは形状的には一般的なもので、同社G17と共通仕様です。
信頼性の低い僕調べではVFC製のGlockにはGen3からGen5まで、機種的には17はもちろん18、19などにも使えるようですが、バンパー形状の違いでG19Xにはバンパーを付けたままでは入りません。
またVFC製本体のみならず、マルイやWE、果てはダブルベルなどにも使えるようです。
ただ逆は厳しくて、実際試したのはマルイ製だけですが、マルイ製のGen4マガジンがVFC G45にも一応刺さって撃てました。
しかしながらマルイ製マガジンのマガジンキャッチが引っかかる凹部がVFC製のマガジンキャッチより細いのでマガジンキャッチがかかりません。
マガジンキャッチのかみ合わせではなく、マガジンキャッチ自体のスプリングテンションでマガジン位置をキープしている感じです。
ちなみにこのVFC製マガジン、BB弾を装填する際、少し気をつけなければならないことがあります。
リップ側からローダーで弾を装填するとき、↑画像のように、リップの前寄りの位置でBB弾が止まることがあります。
ですがBB弾がこの位置に止まると、マガジン内で弾の下がりが極端に悪くなります。
そのままマガジンを挿入すると、最後のところで何かに詰まってカチッと入り切らない感じになります。
通常、スライドが前進位置にあるときにマガジンを挿入すると、↑画像の矢印のパーツ(ローディングロッドとでも言うんでしょうか)に押されて、マガジン内のBB弾は一旦マガジン内に押し込まれます。
それがマガジン内の弾の下がりが悪い(固い)せいでマガジンの挿入を妨げている原因になるのです。
あと気になるところがもう一つ。
確かこのマガジンはBB弾が22発入るはずなんですが、ローダーでリップ部から17発ほど入れたところで、マガジンフォロアーの動きが急に固くなります。
僕の弾の入れ方が悪いのか、マガジンのスプリングテンションのせいなのか。
若干ローダーのアダプターの形状もあっていない気もしなくもないですが17発以上入りません。
まあ、僕はリアカン派なので17発という数字はこれはこれで良いような気もします。
次に通常分解してみたいと思います。
まずスライドを引いてハンマーを起こします。
これをしないとスライドがハンマーに引っかかって外れません。
スライドロックを銃の左右両側からつまんで押し下げます。
フレームからの飛び出しが少ないので、僕的にはつまみにくくて苦手です。
上手いこと押し下げて軽くスライドを後ろから押すと、スッとスライドが前進します。
あとはスライドを手で前方向に引き抜けば外れます。
時々スライドが何かに引っかかって前進しないことがありますが、その引っかかりは↑の画像の〇部分。
ノッカーロックという部品で、スライドを外す際の前進スピードがゆっくり過ぎると、これに引っかかります。
そんなに勢いよく外すことはないですが、ほんのちょっとだけ、気持ち勢いをつけてスライドを滑らせてやると、引っかかりがウソのようにスッと外れます。
外れたスライドをひっくり返すと二重構造になったリコイルスプリングが見えますが、その一番後部シルバー色の円盤に切り欠きがあります。
この円盤を、リコイルスプリングガイドの前端から付属の六角レンチを入れて、アウターバレル側に来るまで回します。
この位置に来るまで回すと、リコイルスプリングは銃口側に縮めることができるようになります。
リコイルスプリングを銃口側に縮めて、ガイドごとアッセンで取り外します。
銃口側のリコイルスプリングが刺さっていた部分に樹脂製のバッファ(と言うんでしょうか)がはまっていますので取り外します。
アウターバレルも一旦前方向に押し出してチャンバー部をローディングノズルから分離した後、抜き出します。
これで通常分解完了です。
基本的には他のオートと大きく違わないのですが、細かいところでVFCあるいはGlock独自の作法があって一瞬迷います。
最後に射撃感について少し。
マルイの樹脂製に比べて重いアルミ製スライドを搭載しているにも関わらず、HFC134aでも鋭いブローバック。
スライドの重量があるだけにブローバックのキック感も強いです。
またマガジン表面温度が20℃に届かない温度でも、初速は60m/secを超えてきます。
それに何より、スライドが動くたびにスライドとアウターバレルの接触による金属音が鳴るのがすごく良い。
ただ、弱点もあります。
マガジン表面温度が16℃以下になると、そのスライドの重さや各スプリングレートの強さゆえに、スライドの後退不足が発生し、給弾不良が発生し始めます。
そして当然のことながら後退量が足りないので、スライドストップも掛からなくなります。
ということで、自分の今後の予定としては、よく言われる、強すぎるハンマーユニットの各スプリングのデチューンを最優先でやっていきたいと思っています。
外観的にはTrijikconのRMRダットサイトを載せてみたいです。
できればどうにかして、G47のコンバージョンキットを手に入れて、MOSスライド化したいところですね。
以上になります。
では。
【SIG P226E2】トリガーユニット分解【分解/清掃】
今回はマルイ製のSIG SAUER P226E2のトリガーユニットの分解になります。
フレーム編が長くなるからと、分離して独立の記事にしましたが今度はやたらと短くなってしまいました。
中途半端な記事ですがお付き合いのほどよろしくお願いします。
では早速トリガーユニットの分解に入ります。
スライドストップスプリングを取り外し、トリガーシャフトを引き抜きます。
するとトリガーの軸がズレて、トリガーバーが外れます。
同時にスライドストップも外せます。
↑画像ではトリガーシャフトを紛失防止のためにつなげているだけです。
E2トリガーとセーフティバーも取り外せます。
トリガースプリングはこのようにかかっています。
フレーム編が長くなるからと、分離して独立の記事にしましたが今度はやたらと短くなってしまいました。
中途半端な記事ですがお付き合いのほどよろしくお願いします。
では早速トリガーユニットの分解に入ります。
スライドストップスプリングを取り外し、トリガーシャフトを引き抜きます。
するとトリガーの軸がズレて、トリガーバーが外れます。
同時にスライドストップも外せます。
↑画像ではトリガーシャフトを紛失防止のためにつなげているだけです。
E2トリガーとセーフティバーも取り外せます。
トリガースプリングはこのようにかかっています。
E2トリガーのいちばん上に別パーツでトリガーガイドというピンが入っていますが、他に今回は外しませんでした。
フロントシャーシ内部中央に、セーフティピンというピンでとめられている、セーフティクリックとそれにテンションをかけているセーフティスプリングというパーツがありますが、これも今回は取り外していません。
これがトリガーユニットのだいたいの各パーツになります。
特にパーツ点数が多いわけでもなく、割とシンプルなかんじでした。
【SIG P226E2】フレーム分解編【分解/清掃】
さて今回は、前回のスライド編に引き続き、東京マルイ製のSIG SAUER P226E2のフレームを分解していきたいと思います。
後、フレームにはトリガーユニットとハンマーユニットが含まれますが、長くなりますので別記事にまとめました。
スライド編はこちら
トリガーユニット編はこちら
ハンマーユニット編は…ちょっと待っててね。
まずはE2グリップ左右を外します。
グリップはフレームを左右から挟み込んでいる、いわゆるモナカ構造になっていて、特にビス等もありません。
グリップ底部から覗き込んだら、グリップの裏面が一部見えますので、軽くこの位置を指で押し込んでやると…
左右のグリップの間のどこかに隙間ができますので、そこを細くて平たい何かでコジてやります。
僕のE2はすでに傷々なのでマイナスドライバーでコジていますが、キズが付くのが気になる人は車の内張り剥がし等の樹脂製のヘラでやってやるといいと思います。
グリップ片面を外したところ。
片面につき2ヶ所の凹凸の嵌合と3ヶ所のロールピン(SPピン 2×10)で留まっています。
あんまり何回も付け外ししていると、噛み合いが段々ゆるくなる感じのヤツですね。
グリップを左右外すと、次は右側面からいってみましょう。
マガジンキャッチカバー(マガジンキャッチボタンの反対側の蓋)とそれを留めるPタイト 2×2.5というネジを外します。
ついでにトリガーバースプリングも外してしまいます。
次はグリップの左側に移って、E2デコッキングスプリングを外します。
E2デコッキングスプリングは、E2デコッキングベースの突起の切り欠きに引っかかった状態ですので、この角を折らないようにやさしく取り外します。
Pタイト 2×2.5というネジを外し、銀色のE2デコッキングホルダーを取り外します。
E2デコッキングレバーと、その裏側にあるシルバー色のE2デコッキングベースを外します。
これはもう押さえるものは何もないので、そのままスッと取れます。
次はハンマーユニットを取り出すためにピンを2本抜きます。
細い方がシャーシピンA、太い方がシャーシピンB。
2本のピンを抜くとハンマーユニットがゴソッと上方向に取り外せます。
フレーム後方方向にE2ハンマーストラットとハンマースプリングを抜き出します。
E2ハンマースプリングハウジングを取り外します。
次はフレーム内部、マガジンキャッチボタン内側辺りにあるマガジンキャッチストッパーを取り外します。
ストッパーにはマガジンキャッチスプリングがセットされているので、紛失注意です。
次はトリガーユニットの取り外しです。
フレーム内部の、スプリングテンション(セーフティスプリング)がかかっている突起(セーフティクリック)を細い工具で押し込みながら、テイクダウンレバーを引き抜きます。
トリガーユニット(フロントシャーシ)前端にあるtaナベ 3×8というビスを抜きます。
ヘックスレンチで六角穴付ボルト M2.6×6を抜きます。
トリガー上のマイナスネジの頭はモールドのみのダミーですので注意。
これだけパーツを外すと、トリガーユニットが取り外せます。
トリガーが引っかからないように、向きを工夫して取り外してください。
〇印のスライドストップスプリングの紛失に注意です。
とりあえず、フレームからはすべてのパーツを取り外せました。
トリガーユニットとハンマーユニットの分解については、別途記事にしていますので、そちらをどうぞ。
後、フレームにはトリガーユニットとハンマーユニットが含まれますが、長くなりますので別記事にまとめました。
スライド編はこちら
トリガーユニット編はこちら
ハンマーユニット編は…ちょっと待っててね。
まずはE2グリップ左右を外します。
グリップはフレームを左右から挟み込んでいる、いわゆるモナカ構造になっていて、特にビス等もありません。
グリップ底部から覗き込んだら、グリップの裏面が一部見えますので、軽くこの位置を指で押し込んでやると…
左右のグリップの間のどこかに隙間ができますので、そこを細くて平たい何かでコジてやります。
僕のE2はすでに傷々なのでマイナスドライバーでコジていますが、キズが付くのが気になる人は車の内張り剥がし等の樹脂製のヘラでやってやるといいと思います。
グリップ片面を外したところ。
片面につき2ヶ所の凹凸の嵌合と3ヶ所のロールピン(SPピン 2×10)で留まっています。
あんまり何回も付け外ししていると、噛み合いが段々ゆるくなる感じのヤツですね。
グリップを左右外すと、次は右側面からいってみましょう。
マガジンキャッチカバー(マガジンキャッチボタンの反対側の蓋)とそれを留めるPタイト 2×2.5というネジを外します。
ついでにトリガーバースプリングも外してしまいます。
次はグリップの左側に移って、E2デコッキングスプリングを外します。
E2デコッキングスプリングは、E2デコッキングベースの突起の切り欠きに引っかかった状態ですので、この角を折らないようにやさしく取り外します。
Pタイト 2×2.5というネジを外し、銀色のE2デコッキングホルダーを取り外します。
E2デコッキングレバーと、その裏側にあるシルバー色のE2デコッキングベースを外します。
これはもう押さえるものは何もないので、そのままスッと取れます。
次はハンマーユニットを取り出すためにピンを2本抜きます。
細い方がシャーシピンA、太い方がシャーシピンB。
2本のピンを抜くとハンマーユニットがゴソッと上方向に取り外せます。
フレーム後方方向にE2ハンマーストラットとハンマースプリングを抜き出します。
E2ハンマースプリングハウジングを取り外します。
次はフレーム内部、マガジンキャッチボタン内側辺りにあるマガジンキャッチストッパーを取り外します。
ストッパーにはマガジンキャッチスプリングがセットされているので、紛失注意です。
次はトリガーユニットの取り外しです。
フレーム内部の、スプリングテンション(セーフティスプリング)がかかっている突起(セーフティクリック)を細い工具で押し込みながら、テイクダウンレバーを引き抜きます。
トリガーユニット(フロントシャーシ)前端にあるtaナベ 3×8というビスを抜きます。
ヘックスレンチで六角穴付ボルト M2.6×6を抜きます。
トリガー上のマイナスネジの頭はモールドのみのダミーですので注意。
これだけパーツを外すと、トリガーユニットが取り外せます。
トリガーが引っかからないように、向きを工夫して取り外してください。
〇印のスライドストップスプリングの紛失に注意です。
とりあえず、フレームからはすべてのパーツを取り外せました。
トリガーユニットとハンマーユニットの分解については、別途記事にしていますので、そちらをどうぞ。
【SIG P226E2】スライド分解編【分解/清掃】
東京マルイのガスブローバックハンドガン、SIG P226E2。
旬なハンドガンではないので、こんな記事の需要があるのかは分かりませんが、ウチのは気が付けばもう”年”単位で長らく使っていなかったので、分解清掃してやることにしました。
長くなるので、今回はとりあえず「スライド編」と「フレーム編」に分けてアップロードします。
フレーム編はこちら
トリガーユニット編はこちら
ハンマーユニット編は…ちょっと待っててね。
まずは通常分解。
テイクダウンレバーを90°回転させます。
ロックが外れてスライドを前方向に抜き出せるようになります。
どこかが引っ掛かる場合は、スライドを何回か前後にカチャカチャやると、外れます。
力はいりません、やさしくね。
これでスライドとフレームが完全に分離します。
今回はスライド編なのでこれを分解していこうと思います。
スライドをひっくり返して裏向けにし、リコイルスプリングガイドとリコイルスプリングを外します。
①リコイルスプリングガイドごと、少しスライド前方に押し込んでから、②斜め後方に引き抜きます。
次にアウターバレルを外します。
これも後部がローディングノズルと噛みあっているので、①少し前方向にずらしてから、②斜め後方に引き抜きます。
最後にピストン(ブリーチ)を取り外しますが、その前に、〇印のネジを2本外しておきます。
この2本のネジは、スライドとリアサイト、ブリーチを共締めしていますので、リアサイトを落として無くさないように気を付けてください。
2本のネジを外せば、最後は力技。
スライドを割らない程度に(軽く)左右に広げながら、ピストン(ブリーチ)一式を取り外します。
この作業は少しコツがいるのと、力加減を間違えてスライドを割らないように気を付けます。
ピストン(ブリーチ)を取り外すと、ここからバネと棒が出て来ます。
シリンダーリターンスプリング(バネ)とリターンプランジャー(棒)です。
スプリングとプランジャーはこの位置にあります。
紛失・変形に注意です。
シリンダーを抜き取ります。
〇印のネジ(Sタイトナベ M2×6)と白いピストンカップを外します。
ピストンカップはハマっているだけなので、引っ張ると取り外せますが、ピストンカップは少しの変形・破損でもエアガンの動作に悪影響があるので、取り扱いはあくまでもソフトに。
先ほどのネジを外した部分からピストンパーツという部品を外します。
次はシリンダーの分解です。
小さいネジ(⊕ネジ M1.4×3)を外すと、シリンダーの中からパーツが3つ出て来ます。
左からバルブストッパー、シリンダーバルブ、シリンダーバルブスプリングです。
組み込みの時は、順番にシリンダーの中に収納し、青い矢印の部分に先ほどの小さいネジを通し固定します。
次はインナーバレル及びチャンバー部の分解です。
〇印のネジを外します。
ネジを外すと、チャンバーカバーが銃口側に向かって左右に開きます。
HOPレバーがポロッと落ちてくると思うので紛失には注意です。
チャンバーカバーからインナーバレルを取り外し、その後端についているGホップチャンバー(ホップパッキン)を引き抜きます。
組み付け時には〇印の凹凸を合わせて取り付けます。
これでだいたいのパーツが分解できたと思います。
それぞれのパーツを綿棒やウエス、金属パーツにはパーツクリーナーなどを使って清掃し、可動部はグリスアップして、反対手順で組み上げれば、スライドの分解清掃は完了です。
【デザートイーグル/ガスブロ】フレーム分解【分解/清掃】
さて今回は、以前ハンマーユニットを修理したマルイ製ガスブロハンドガン「デザートイーグル・クロームステンレスモデル(旧ロット)」の外装カスタム品。
これのフレーム部を、他人様の物ですが
今回は、フレームからスライドとグリップを分離させた状態からスタートです。
スライドとフレームの分離、フレームからのグリップの分離については、こちら↓を参照願います。
2022/01/29
今回のクランケは、超有名なあの方、デザートイーグル(マルイ・旧ロット)さんです。症状はというと、通常の作法どおりガスと弾を入れたマガジンを差して、スライドを引き(ハンマーを起こして)トリガーを引いても、ハンマーが落ちるだけでガスが放出されず、発射もできず、もちろんブローバックもしない、という…
まずは外しやすそうなところから、ということで、マガジンキャッチ付近から外していきます。
フレーム右側の、皿ネジ⊖M2×6をマイナスドライバーで外します。
すると、↑これらのパーツがポロッと外れます。
左から、
・マガジンキャッチボタン
・マガジンキャッチスプリング
・マガジンキャッチ
・皿ネジ⊖M2×6
になります。
マガジンキャッチボタンはカスタム品に交換されています。
次にバレルロック周辺を外していきます。
バレルロックストッパーをフレーム左面から右面に向けて強く最後まで押し込みます。
バレルロックを通常と逆方向、つまり後ろから上方向に回します。
するとバレルロックストッパーとバレルロックストッパースプリングがフレーム左側に抜けます。
このバレルロックストッパーもカスタム品だと思います。
バレルロックをフレーム右面から引き抜きます。
スライドストップシャフトを抜きます。
これは見たら分かるとは思いますが、必ずフレーム右面から左面に向けて打ち出してください。
とりあえず少しだけピンポンチを打ち込んで…
左面のスライドストップをしっかりと押さえながら、シャフトを抜きます。
こうしないと、最悪スライドストップがフレームと引っ掛かり、どちらかが破損する恐れがあるかもです。
シャフトが抜ければ、スライドストップをひねりながらフレームから抜きます。
スライドストップの裏側には、スライドストップスプリングとスライドストップクリップピンが入っていますので紛失に注意です。
シャーシを留めているこのネジ、taナベ⊕3×6(←誤植ではありません)を抜きます。
↑の写真ではネジを抜くタイミングがスライドストップ等を外すタイミングと前後していますが、たぶんどっちでもいいと思います。
バレルシャーシをフレームから抜き出します。
抜き出したバレルシャーシの右側面、トリガースリーブと同軸上に、スライドストップストッパーというC型のクリップが入っていますので、これも紛失に注意です。
スライドストップストッパーとトリガースリーブL=18.4という金色の筒を抜くと、トリガーアッセンが取り外せます。
トリガーとトリガーバーのつなぎ目に、トリガーシャフトというバーが入っていますが、これの両端がEリングというクリップで止められています。
外すには幅が広めのマイナスドライバーで開口部の両端を同時に押し込み、Eリングが少し広がったところで、細めのラジオペンチを開口部両端に当てて押し抜きます。
トリガーシャフトにかかっているEリングを片方を外すと、シャフト自体は取り外せます。
最後にハンマーユニットの取り外し。
スライドと噛みあうレールの後端にあるピンをピンポンチで打ち抜けば、ハンマーユニットは取り外せます。
ハンマーユニットの分解については、こちら↓を参照していただけると分かると思います。
2022/01/29
以上でフレームの分解は終了です。
何かの参考になれば幸いです。