ピストンの怪

これは、現在進行形の「流速チューン」を作成中に起こった出来事である。

…なんちて、24風に書き出しましたが、今回は上記の流速チューン作成中に起こった、珍しいピストンクラッシュについて書いていきたいと思います。

早く流速チューン仕上げろよ、と言われてしまいそうですが家庭の事情でなかなかエアガンに触ることができないので、過去の失敗をネタにします(笑)

その失敗とは…。

ピストンの怪

フルメタルティースのピストンの一番目の歯だけが根元からポッキリ逝ってます。

これだけでも結構ピストンクラッシュ(以下ピスクラ)としては珍しいかと思うのですが、よく見てください。

一枚目の歯の左側、ピストンのケツの青いプラスティックの部分。

ここ、後ろからえぐられていますよね。

どういうことでしょうか。



原因究明に先駆けて、この時のメカボレシピを書いてみたいと思います。

・SHS製 32:1トルクギア

・SHS製 フルメタルティース ハーフピストン(32:1専用)

・PDI製 M130スプリング

・UFC製 メタルピストンヘッド

・UFC製 メタルシリンダヘッド

・システマ製 シリンダ

・システマ製 タペットプレート

・システマ製 スプリングガイド

・純正 スイッチ

・純正 逆転防止ラッチ

・純正 セレクタープレート

・ビッグアウト製 セクターチップ

・自作 FET

・firefly製 ノズル(でんでんむし)

・ライラックス製 メタル軸受

これプラス、マルイ製 EG30000モーター。

…こんなもんでしょうか。

シム調整は、素人仕事ですから完璧とまではいかないまでも、そこそこはセッティング出てると思います。



実は同様のピスクラを、同じピストンで2本連続で起こしてしまってます。

このギアセットに変えて、何回かメカボを開け閉めしている時に、↓のようにピストンのケツの青いプラスティックの部分が後ろからえぐられていることに気付きました。

ピストンの怪

大丈夫かな…と思いつつも、メカボ+モーターで試射→メカボ開けるを数回繰り返しました。

ドライブ中は特に異音等なく、動作も正常だったと思います。

流速チューンメカボの特徴としてよく聞く、「吐出エアが熱い」という現象は感じられませんでした。

チャンバー等までを組んで実射すると、初速が全く上がらない、という症状はありましたが、これはチャンバー等との兼ね合いもあるので、なんとも言えません。

試射後いつものように、べベルギアをマイナスドライバーで若干戻し、逆転防止ラッチを浮かせて縮んだスプリングを解放した後、メカボを開けるとピストンのケツが、↓の写真のようになっていました。

ピストンの怪

別角度からです。

ピストンの怪

逆回転したセクターのラック側の歯が、ピストンのケツのプラスティック部分を削って突き抜け、ラック歯1枚目を後ろから蹴り上げて割っています。

拡大してみます。

ピストンの怪

この後、全く同じ形状の新品ピストンに取り換えて、再度調整を続けようとしましたが、そのピストンは1回目の逆転ラッチ解放で、同様の結果となりました。

スプリングの戻る力って、M130にもなるとセクターの慣性回転でもピストンを割るほど強いのか?

それともSHSのピストンの作りや素材が悪いのか?

はたまた自分の組み方がおかしいのか?

…なんか自分の組み方が間違っているような気がしてきました。

初速も上がらないし…(笑)

自分的には、原因は

逆転防止ラッチを解放した際に、伸びていくスプリングに加速されたピストンによりそれに直結するセクターギアの回転も加速して、ピストンのラックギアから離れたあとも強力な回転慣性力で後ろ側からピストンのラックギアを叩くこととなり、プラスティック部分を突き破って、ラックギア1枚目の構造上弱い方向からの打撃により、ラック歯が折れた

のだと思います。

つまるところ、SHS製ピストンの素材と構造が良くないのではないか、とにらんでます(-_-;)




なんか32:1トルクギアって、専用ピストンがこんなじゃ使いにくいなぁ。

それとももっと軽いスプリングでやるべきなんですかねぇ?

現在はとりあえずUFC製100:200(24:1)のヘリカル・トルクギアとSHS製(また!?)メタル歯5枚ピストンで、流速チューンテスト継続中です(-_-)








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2013年03月19日 Posted by ジャージお父さん  at 09:32 │Comments(6)内部カスタム

この記事へのコメント
流速チューニング様に強めのスプリングを使うとスピクラし易いのかな…?

この現象、自分も経験あります

一時期、初速を上げたカスタム銃(銃規制前)をした時の頃…

強いスプリングを入れてあるメカボを分解する際、逆転防止クラッチを解放します…

一番前(シリンダーヘッド前)で止まってなら分解OK(完全解放)

問題は一番後叉は中間で止まってる場合が…

何も知らず逆転防止クラッチを外すと勢い良いよくピストンが前進…セクターギャの動く速さがピストンより僅かに遅れる為、ピストンラックの一番後が当たり砕けてしまう

この現象を自分が解らず…

何本ものピストンをクラッシュ

色々、悩んだ末にこの現象を見つけた。
Posted by ヤーノン at 2013年03月31日 02:45
済みません

自己紹介せずに書き込んで…

ビッグアウトのブログと勘違いしてました。

改めて挨拶します
たちこげ分隊殿。

ヤーノンと申します☆

宜しくお願いします
Posted by ヤーノン at 2013年03月31日 15:23
済みません

自己紹介せずに書き込んで…

ビッグアウトのブログと勘違いしてました。

改めて挨拶します
たちこげ分隊殿。

ヤーノンと申します☆

宜しくお願いします
Posted by ヤーノン at 2013年03月31日 15:23
>ヤーノンさん

はじめまして、ヤーノンさん。

こんなつたないブログにコメント、ありがとうございますm(__)m

自己紹介、お気になさらずに~。

自分も自己紹介かなりてけと~なんで(笑)

遅ればせながら、たちごけ分隊のnpyuと申します~。

以後お見知りおきを…。

ピスクラの件は、ヤーノンさんの書かれたとおり、ピストンを前進位置にしてからの分解が必須のようですね。

今はとりあえずギア比を若干落として、ドライブさせています(泣)
Posted by npyunpyu at 2013年03月31日 21:36
今晩はnpyuさん♪

スプリング解放する時にノズルを指で塞いでクラッチを外します?

もしかしたら…ピスクラ防止に

ある雑誌のメカボ分解に書いてあった。
Posted by ヤーノン at 2013年04月03日 22:43
〉ヤーノンさん

こんにちは。

そうなんですよ、自分も↑の記事を書いてから、香港マニアさんのブログを見ていたらそんなことが書いてあるのを見つけました。

ただ、自分が使っているノズルはファイアフライのでんでんむしなんで、先端の形状上、エアブレーキをかけれるほど完全に指でふさげないのです…(-_-;)

自分の流速チューンもいい加減前に進めないとアカンのですが、try and errorにちょっと疲れてます(T_T)

ノズルを変えてみようかな?
Posted by npyunpyu at 2013年04月04日 18:06
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