リポバッテリー 異変(その6)

リポバッテリー 異変(その1)

リポバッテリー 異変(その2)

リポバッテリー 異変(その3)

リポバッテリー 異変(その4)

リポバッテリー 異変(その5)


最近、寒い日が続いています。

うちもチビたちが、鼻水をダラダラと垂らしながら遊んでいます。


さて、ようやくと言うか何と言うか、リポバッテリー完結編です。

前回(その5)で限りなく0に近づいた電圧ですが、その後どうなったのか。

前にも書いたとおり、モチベーションの急降下に伴い、かなりの長期間、放置してしまいました。

二ヶ月かだいたいそれくらいです。

プラスチックの耐油ジョッキに水を入れ、その中にリポバッテリーを浸けて玄関を出たところにおいていました。

出勤や用事で外出するときにいやでも目に入る場所で、見るたびに「なんとかせなあかんな~」とか思いながら、はや数週間。

ようやく重い腰が上がりました。

と言ってもジョッキから引き揚げて雑巾で拭いて、電圧測定するだけなのですが。




ジョッキから引き揚げたバッテリーはこんな感じ。

特段変わった様子はありません。


端子が塩でまみれているくらいです。





で、測定結果。

画像でわかるでしょうか?

テスターの針がマイナス方向に振り切ってしまってます。

「0」の位置からマイナス方向に動きます。

???

これってどういうことでしょうか?

ググります。

Panasonicのサイトでこんなのを見つけました。

電池の「転極現象」。

実際のところ今回の、テスターの針がマイナス電圧を指す、というのがこの転極現象かどうかは、電気に疎い自分にはよくわかりません。

アルカリやマンガン電池の話だし。

でも状況が、「2個以上の乾電池を直列に接続して放電末期まで使った場合にまれに起こる現象」という部分の「乾電池」という部分を除いて同じだし。

ということでなんとなく自分を納得させて。

とりあえず、今までこのバッテリーを二ヶ月前後、塩水につけっぱなしだったんで、おそらくこれ以上塩水に浸けても微々たる変化しかないでしょう。

この辺が潮時かな、と思います。

ここでもう一度、地区のごみ回収表を見てみます。

「ボタン電池、ニッカド・ニッケル水素電池(充電式)」は回収不可。

「車のバッテリー」も回収不可。

リチウムポリマーバッテリーは書かれていないので、それじゃ、ごみと一緒に出してしまおう!

…というのは、ちょっと浅はかすぎますよね。

ということで、



コードの先端をビニテで絶縁。



リポバッグに入れて…。



結局、前回お話しした、廃棄リポを引き取ってくれるお店に持っていきました。

何のためにシリーズ6回も引っ張ったのか。

自己廃棄の道をさぐるんじゃないの?

というご批判は甘んじて受けます。

世間は甘くなかった…(苦笑)

皆さんはどのようにして廃棄してるんでしょうね?







  


2015年02月02日 Posted by ジャージお父さん  at 08:30Comments(0)バッテリー

リポバッテリー 異変(その5)

リポバッテリー 異変(その1)

リポバッテリー 異変(その2)

リポバッテリー 異変(その3)

リポバッテリー 異変(その4)

皆様、ご無沙汰です。

こんなつたないブログでも、気がつけばいつの間にかアクセスカウンターが100,000越え!

ありがとうございますm(__)m

これだけたくさんの方々に見ていただいていると思うと、内容・文章共にもうちょっとちゃんとしたモノにしていかないといけないなぁとも思いますが、そこは能力とセンスの問題で、なかなかクリアできません(涙)

今後もこの調子で、下手なブログを続けていくと思いますが、どうか皆様、(生)暖かい目で見守っていただければ、幸いです。



さて、下手な挨拶はこれくらいにして、本題です。

前回(その4)で、1.2Vまで下がったバッテリーを再度塩水の中に入れました。

これを今度はどのタイミングで引き揚げるか、を考えていましたが、ここでちょっと思いついたことが。


この塩水作戦によって、このバッテリーの電圧は一体何Vまで下がるのか?

また、何Vまで下がれば、安全と言い切れるのか?


…ということで、ちょっとこのバッテリーのメーカーであるET-1さんに電話してみました。

その内容を要約すると、

「ET-1では、リポバッテリーが放電により何Vまで下がるか、というよりかはセル毎2.0Vを下回ると電池機能がなくなるので、その段階で廃棄してもらったらいい」

という内容でした。

ちょっと自分の質問の回答としては的が外れているような気がしますが、仕方なし。

ET-1さんの言う通りであれば(たぶん正解なのでしょうけれど)、もう前回の段階でゴミ箱にポイしちゃってもいいくらいの電圧なのですが、やっぱり電気オンチとしてはまだ怖いのです。

膨らんだリポに釘や工具を指して発火、なんて動画は腐るほど出てくるし。

結局得るものもないまま、今度はたぶん中4日くらいだったと思うんですが、塩水に沈めたバッテリーを引き揚げてみました。

そして測定。

0.5V目盛で0.34V弱くらいのところを指しています。




大分減ってきました。

でももうちょっと残っています。

とりあえずは、これが0Vになるまで、塩水作戦は継続しようと思います。

というわけで、再度塩水へ浸けて数日待ちます。



ちなみにリポバッテリーの処分について、自分がよく利用する大阪の某ショップに尋ねてみました。

そのショップでは、「膨らんだリポは2~3日塩水に浸けてから持ってきてもらったら、うちで引き取りますよ」と言っていました。

なんか自分がこんな記事を書きながら検証もどきをしているのがアホらしくなるような、気持ちのいい回答ですが、こういったショップの存在ってやっぱりありがたいですよね。

とはいえ、恐らくこのショップも正規のサービスではなく、善意でリポの引き取りをやってるのだと思うので、一応店名は伏せておきます。(そうじゃないかもしれませんが)



もうちょっと続きます。

「リポバッテリー 異変(その6)」に続く




  


2014年12月03日 Posted by ジャージお父さん  at 22:22Comments(0)バッテリー

リポバッテリー 異変(その4)

リポバッテリー 異変(その1)

リポバッテリー 異変(その2)

リポバッテリー 異変(その3)


さて前回、充放電器で約3.0V付近まで放電し、その後、塩水に浸けたリポバッテリー。

これをいつまで浸けておくか。

これが問題です。

あちこちのサイトを拝見するに、塩水に浸ける期間については、「2~3日で良い」とか「1週間は浸けないと」とか「いやいや、半月は~」、「ひと月は~」と様々な見解があるようです。

で、自分はとりあえず中2日で様子を見ることにしました。



バケツの中身を確認すると、何やら白いモワッとしたものが沈殿しています。

もうコネクターから泡は出ていないようです。

バケツから引き揚げて乾燥させた後に、テスターで測ってみました。



画像では分かりにくいですが、元々が満タンでも10V以下のバッテリーですので、直流10Vの目盛を読むと、だいたい1.2Vくらいのところを指しています。

セレクター(?)を2.5V目盛に変えて見てみると、ほぼ1.2Vを指していました。



まだ全体で1.2V残っています。

浸ける前の3.0Vからすれば半減以上の減り方です。

電池機能がなくなるという2.6Vを大幅に下回っています。

さて、どうしたものか。

これをゴミ箱にポイしてしまってもいいものだろうか?

でもまだ1.2Vも残ってるし、万が一があっても嫌なので、もうちょっと浸けておくことにしました。

さっきまでのバケツの水は捨ててしまったので、新たに5%の塩水を作り…



コネクター部がどうも錆びているようだったので、コネクター部を切断します。

短絡防止で、思い付きですがプラスとマイナスのコードを段違いに切りました。

バランスコードの方は、コードが細かくて段違い切断するのが難しそうだったのでそのままに。







そして今度は気泡が出やすいように、コード断面が上を向くように塩水の中に入れます。

今回は深さのある容器です。



さて、次はいつ引き上げようかしら。

「リポバッテリー 異変(その5)」に続く




  


2014年10月27日 Posted by ジャージお父さん  at 05:38Comments(0)バッテリー

リポバッテリー 異変(その3)

「リポバッテリー 異変(その1)」

「リポバッテリー 異変(その2)」


さて前回で、膨らんでしまったリポバッテリーを処分する方針を決定し、その方法として塩水につけて放電させ、自治体のルールに従って廃棄する方法をとることにしました。

今回は具体的に、実行に移していきたいと思います。


まず、塩水だと放電が非常に遅いそうなので、あらかじめ持ってる充/放電器で可能な限り放電しておきます。



安物充/放電器・パーフェクトネオ。

久しぶりの登場のわりに、画面だけとか。

2セルで7.2Vリポバッテリーを1Aで放電します。

そして以下が結果。



全体で5.94V。

58分46秒かけて684mA放電しましたよ。



各セルの電圧はそれぞれ、2.98Vと2.97Vです。

リポバッテリーは各セルが2.6Vを割り込むと、電池機能がなくなるそうです。

それを防ぐために、この充放電器は各セルが3Vを割り込むと放電を停止する構造になってるのでしょう。

これ以上はこの機械による放電はできないようです。




ここから塩水の出番のようです。

濃度は、約3%~5%がよいみたいなので、自分は5%を作ることにしました。



塩50gを用意。

意外と量が多くて、ちょっともったいない気もします。

これをバケツに入れた約1Lの水の中に入れます。



グルグル混ぜて、塩が完全に見えなくなってから、リポバッテリーを放り込みます。



放り込んでしばらくすると…



上記の矢印の部分から小さな泡が出てきています。

きっとちょっとずつ放電してくれているのでしょう(想像)



「リポバッテリー 異変(その4)」に続く




  


2014年10月24日 Posted by ジャージお父さん  at 09:54Comments(2)バッテリー

リポバッテリー 異変(その2)

さて、電圧や充電率も正常、でも膨らんでしまったmyリポバッテリー。



どうしようかと思って、いろいろと調べてみました。

個人のサイトや知恵袋などでは「多少の膨らみなら問題ない」とか「パンパンに膨らんだら廃棄」的なことを書いている方もいれば、「膨らんだリポは危険なので廃棄方向で」と書かれている方もいます。

中には「廃棄を兼ねて、釘を刺したり分解したりする実験の材料として使用する」というチャレンジャーな方も…。

やはりメーカー各社のアナウンスでは「膨らんだリポバッテリーは廃棄」的なことを書いてあります。



まあ、実験材料にはさすがに(怖くて)できませんが、自分のリポの膨らんだ状態が「多少」なのか「パンパン」なのか、今ひとつ分かりません。

明らかに膨らんでいるとは分かるくらいなのですが。

どちらにせよ、膨らんだ状態が全くの正常な状態ではない、ということには違いがないようです。

ですので自分の今回の結論としては、「廃棄処分」とすることにしました。

このバッテリーはひとつ3000円ほどするので、もったいないと言えばもったいないのですが、この3000円をケチって、万が一家族や自分が怪我をしたり、家を燃やしてしまったりしたら、笑えません。




さて、リポバッテリーの廃棄処分の方法ですが、これは大きく分けてふた通りの方法があるようです。

ひとつはリサイクルに出す方法。

このマークの付いてるバッテリーはリサイクルに出せるそうです。



詳しいリサイクル方法については「一般社団法人JBRC(Japan portable rechargeable Battery Recycling Center)」で確認してください。

近隣の回収箱を設置しているお店なども検索できます。

また上記JBRCのサイトでは書かれていないと思いますが、他サイトによるとリポバッテリーはリチウムイオンバッテリーに含まれるそうです(←このへんはご自身で確認された方がよいかと思います)。

ちなみにET1にはリサイクルマークは貼付されていませんでした(※JBRCに確認しましたが、やはりET1は回収の対象になっていないとのことでした)。



そしてもう一つの処分方法は、バッテリーを完全放電させてから住んでいる自治体のルールに従ってごみで出す、という方法。

放電方法はいろいろとあるようですが、主だったものは2種類。

① 抵抗器や電球などを直接接続して、発熱や発光がなくなるまで待つ方法

② 5%程度の塩水に浸けて数日間放置する方法

前者は抵抗器の種類や電球の大きさなど、具体的な情報収集ができなかった(基本的に自分は電気のことが分かっていない)ので、パスして、自分はアナログな後者の塩水浸けの方を選びました。

さらに続く

リポバッテリー 異変(その3)





  


2014年09月28日 Posted by ジャージお父さん  at 21:52Comments(0)バッテリー